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平尾団地商店街スーパーヤマザキ閉店問題についての申し入れ(第2回) [市議団政策]

 11月11日、東京都庁内の日本共産党都議団控室で「稲城市平尾住宅・団地商店街スーパーヤマザキ閉店への対応について」の要望書を提出しました。
 スーパーヤマザキの閉店が11月末に迫る中で、9月6日の要望提出に続いて2回目となります。今回も9月に対応をしてくれた、東京都住宅供給公社の管理担当課長が対応をしてくれました。
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要望書の内容は、
1.スーパーヤマザキの閉店後も買い物拠点が維持されるように、事業者任せにしないで東京都および住宅供給公社の責任で取り組んでください。
2.商店街の活性化のための取り組みについて、東京都および住宅供給社として積極的に対応してください。 の2点になります。
 今回も要望書の提出と懇談を行いましたので、やり取りの概要についてご報告します。
〇ヤマザキの閉店後の状況はどうなるのか?
→当初はヤマザキ側が後継業者を探していましたが、条件等が折り合わなかったとのことです。
→現在は稲城市とも協力しながら、稲城市内にお店を持っている事業者や公社の他の団地で出店している事業者に公社として働きかけをして具体的に検討をしてもらっています。
→検討してもらっている企業が11月中に決定をするというのは難しく、具体的に決まるまではもう少し時間がかかります。
〇11月末以降の店舗はどうなるのか?
→ヤマザキの店舗は今月末で閉店しますが、設備などは引き継ぎの関係もあるので残せるように相談しています。
〇新しいお店が開業するまでの間の買い物手段についてはどう考えているのか?
→移動販売車による営業というのは稲城市なども含めて相談をしていますが、まだ具体的な状況までは決まっていないです。
→宅配事業についても10月に説明会などを行いました。
→住民の不便とならないように公社としても様々な形で協力をしていきたいです。
〇平尾団地商店街の空き店舗が増えているが、今後についての考えは?
→スーパーヤマザキも含めて今年になって閉店が続いている状況は認識しています。
→今の空き店舗に対して具体的な問い合わせもきているので、空き店舗が埋まるようにしていきたいです。

 主なやり取りとしては以上です。ヤマザキ側で次のお店が見つけられなくて、公社が出店依頼をしていて具体的な検討もしてもらっていることが分かったのは重要でした。
 お店探しのために努力してくれている公社や市の姿勢がわかって良かったです。
 閉店が間近になって、住民の皆さんからは不安の声や諦めに近い声も出されています。
 ヤマザキ問題については12月市議会の一般質問でも取り上げながら、大事な買い物拠点の維持がされるように市民の声を届けていきます。
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平尾団地商店街スーパーヤマザキ閉店問題についての申し入れ [市議団政策]

 9月6日、東京都庁内の日本共産党都議団控室で「稲城市平尾住宅・団地商店街スーパーヤマザキ閉店への対応」を求める要望書の提出と申し入れをおこないました。先方は東京都住宅供給公社の管理担当課長が対応をしてくれました。
 平尾団地商店街にあるスーパーヤマザキが突然、11月末に閉店することを発表した地域の中に不安や心配の声が広がっています。
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※店頭に張り出された閉店のお知らせ

 私は6月の市議会一般質問でこの問題を質問しましたが、その際には「閉店という事実はない」という答えでした。ところが、ここにきて急転直下で決まったとのことです。
※稲城市議会6月議会一般質問報告3~平尾団地建替えと買い物拠点の維持~

 民間企業の経営判断という事なのでしょうが、発表からたった3か月で閉店するというの、あまりに性急なやり方ではないでしょうか。

今回は要望書の提出と若干の懇談も行いました。懇談の中身は以下の通りです。
〇公社に対してはヤマザキから事前の相談などはあったのか?
→公社がヤマザキ閉店の連絡を受けたのは8月30日でした。相談という形で連絡をもらえれば期間の延長など相談もできたが、「決まったこと」として連絡があり公社としても受け入れざるを得ませんでした。
〇今後についてはどのようになるのか?
→ヤマザキからは業界の考えとして後継業者を探して引き継ぐが基本だということで、先ずはヤマザキ側の責任で後継業者を探してもらっています。
〇後継業者が見つかった場合の段取りや対応はどうなるのか?
→後継業者と公社による契約を結ぶことになります。新規の契約の場合は定期借家契約になります。
〇切れ目なく営業を続けてもらうことは可能か?
→一般的には後継業者が決まっても内装等のリニューアル工事が必要になるので、おそらくお店はいったん閉店をしてから再オープンという形になるのではないでしょうか。
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 今回はまずは状況の確認を中心にしたやり取りとなりました。
 今後、具体的な対応(後継業者が本当に決まるのか、お店が閉店している間の買い物支援はどうするのか、後継業者に継続して営業をしてもらう保証はあるのか 等)について明らかにしていくことが必要となってきます。
 引き続き、日本共産党都議団とも連携しながら、地域の皆さんの買い物拠点の維持を求めていきます。
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稲城市の新型コロナ陽性者の分析について(3回目) [市議団政策]

2月になり、新型コロナ感染症の陽性者数もグッと減少してきました。
2月7日現在で入院中14人、宿泊療養2人、自宅療養14人、調整中12人の42人の市民が療養中となっています。療養中の皆さんにお見舞いを申し上げます。
新たな数字をつけ加えた状況についてご報告します。

1.月別感染者数
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 1月の陽性者数は最終的には150人を超えました。総数326人のうち、約半分が1月に感染をして、約8割が11月~1月の3ヶ月に集中をしていました。ただ、1月の後半から急激に減少をして、2月の第1週は9人のみとなりました。2度目の緊急事態宣言が出され、多くの人たちが感染防止対策に協力をしてくれた結果が出ているのではないでしょうか。

2.年代別
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 年齢別では総数も11月以降の陽性者も現役世代が中心ですが、11月以降では未成年が微減して、高齢者が微増しています。

3.症状別
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 症状も軽症や無症状が中心となっていて、11月以降も同じ状況となっています。

4.1月以降の週別の陽性者数
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 新たに1月以降の陽性者の状況について、週別に分けてみました。1月のピークは1月7日の緊急事態宣言が出された直後の第2週と第3週でした。緊急事態宣言が出されてもすぐには効果が表れず、約20日間ほど経過した第4週から減少傾向となり、2月の第1週は9人にまで減少しました。
 大きく減少したのは20代~50代の現役世代でしたが、高齢者世代は毎回10人ちかくの陽性数となっています。もともとの陽性数は多くありませんが、重症になりやすい高齢者の感染防止が重要になるのではないでしょうか。
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稲城市の新型コロナ陽性者の分析について [市議団政策]

 稲城市でも連日、新型コロナ感染症の陽性者数が増えています。(1月11日時点で248人)
 現在、稲城市のホームページには保健所の情報提供に基づいて、陽性者になった人の年齢や性別などが公開されています。1月12日の時点では、2020年4月~2021年1月3日まで報告された人の情報が掲載されています。そこで、そのデータを使って簡単な統計を作ってみました。
※市のホームページはこちらから

1.概要
 稲城市のホームページで公開されている「稲城市内における陽性患者の状況」のデータについて、過去データも含めてすべてエクセルに変換にして使用しました。2020年4月~2021年1月3日時点で総数164人分のデータとなりました。

2.内容
(1)年代別
 年代別では20歳代と50歳代がもっとも多く、10歳未満と80歳代は一桁でした。
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 年代別を「未成年」「若者」「現役世代」「高齢者世代」とすると、40歳から60歳の現役世代がもっとも多く、その次が20歳から30歳の若者世代で、2つを合わせると75%以上を占めていました。
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(2)月別
 報告された月別の状況ではやはり全体の7割が11月以降の発生となっています。
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 なお、11月以降の陽性者の年代別の割合では、高齢者が減って現役世代が増えています。
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(3)症状
 症状は半分以上の人が無症状もしくは軽傷となっています。「不明」となっているのは、市に報告がされた時点では詳細が分からなかった人だと思われます。なお、重症の3人は春先に発症した高齢者となっています。
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(4)入院先
 入院先は不明を除くと、病院への入院と宿泊療養が主になっています。
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 ただ、11月以降の陽性者では病院への入院が減って、自宅療養が増えています。
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3.感想
 今回の分析はあくまでも市が公開している情報を基にしており、サンプル数も160件程度で項目も限られています。「発生場所」や「その後の状況」などもないので、分析できる内容も限られてきます。
 しかしその中でも分かるのは、稲城市民の陽性者の傾向として20代~50代の人が7割となっており、おそらく通勤などで都心に通われている人が感染してしまっている可能性が多いのではないでしょうか。数は少ないですが未成年が20人陽性となっています。子どもたちの発生場所は分かりませんが、現役世代が増えているという事はそこからの家庭内感染も一定の割合であるのではないかとも思います。
 緊急事態宣言が発令されましたが、まだまだ感染のスピードが緩んでいる状況ではなっていないようです。引き続きひとりひとりが感染対策を行いながら、軽傷や無症状の人が家族や周りに広げないために早急な検査と予防的隔離のための体制作りが求められます。今後も様々なデータも活用しながら、情報発信や政策提起をしていきたいと思います。
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「2021年成人式」への緊急申し入れ [市議団政策]

稲城市教育委員会
教育長・教育部長 御中
「2021年成人式の開催」についての申し入れ

2021年1月5日

日本共産党稲城市議団

岡田まなぶ・山岸たいち・田島きく子


 新型コロナの拡大を受けた一都三県の緊急事態宣言が検討されています。1月11日に成人式を控える中で、保護者の方々から日本共産党稲城市議団にも声が寄せられています。
 そこで、寄せられた声をお伝えするとともに、成人式の開催に関して日本共産党稲城市議団として以下の点について緊急に申し入れいたします。

1.保護者から寄せられた声
・せめて着付けだけはして、旧友や家族と記念の写真は撮りたい
・成人式は単純に中止にしてほしくない
・今の時期は難しくても、それに代わる時期に式典や集う場をもうけてほしい
・成人式を中止にした場合でも、総合グラウンドや中学校の行程を開放して短時間でも集えるよ
うにしてほしい
・成人式は家族に恩返しをする場なので大切にしたい  等々

2.申し入れ事項
①政府の要請でも「成人式は式典後の飲食を行わない」とされているので、要請に基づきながら集える場について検討すること。
②仮に中止にする場合に代替の方法を明らかにすること。
③差し迫った問題であり、早急な決定と当事者への連絡を行うこと。

以上
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「育休」の終了と「育児」の継続について [市議団政策]

 8月から10月までの3ヶ月間、育児休業を取らせていただきました。育休期間中は9月議会の欠席や議員活動のお休みなど、多くの皆さんのご協力をいただいた事に感謝を申し上げます。3ヶ月間の育休期間中に感じたことや、考えたこと、またこれからの事について報告させていただきます。

1.「育休」を体験して
①育休は1ヶ月を超えてから楽しくなる
 育休の最初の1ヶ月は本当にてんてこ舞いでした。子どもが泣いていても、なぜ泣いているのかもよく分からなくて、ワタワタしている間に時間が過ぎいく日々でした。気が付くとあっという間に日が暮れていて、仕事から帰ったパートナーにバトンタッチして、ようやく初めて外出するという日が何日もありました。8月は暑くてお散歩もできなかったので、子どももストレスを感じていたと思います。
 しかし1ヶ月過ぎて9月になるとお互いになれてきて、「朝食後にミルク→機嫌の良い間に家事全般→目が覚めたらお散歩」などの生活のリズムをつくることができるようになりました。1ヶ月ちかくひたすら一緒に生活する中で、私も子どももお互いに家族として成長できたのだと思います。
 現在、男性の育休の平均日数が10日程度と言われています。それでは、なんだかよくわからないうちに育休が終わってしまうと思います。育休を取るなら、ぜひ1ヶ月を超えた期間をとってもらうと、親子とも楽しい生活が送れるのではないでしょうか。
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※この記事を書いている間も隣りで大泣きでした。

②育児とは離れた「ひとりになれる時間」が必要
 我が家はパートナーが週3日の非常勤労働なので、育児休暇を取ることができません。ですから、育休は私だけが取ることになりました。ただ、パートナーの仕事がない平日や週末は2人で育児をすることができ、それが大きな助けになりました。育児そのものは楽しいですし、やりがいもあります。しかし、片時も目を離すことができない乳児との生活を、ずっと繰り返していると息がつまってくるのも事実です。そんな時はパートナーに任せて、数時間ひとりになって出かけることができました。こういった時間は本当に大切だと思います。パートナーにとっても、仕事とは言えども子どもと離れて過ごす時間は重要なのではないでしょうか。
 ベストなのは2人で育休を取って育児をすることですが、それが難しい場合でも今回の我が家のように、交互に育児に関われるような制度もあっても良いかと思います。大事なのは「父親だから」「母親だから」とひとりだけで抱え込まずに、時には育児から解放される時間をつくっていく事ではないでしょうか。疲れたときや息詰まったに、気軽に赤ちゃんを預けられるような制度があっても良いのではないかと思いました。
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※週1回の子育てサークルではお姉ちゃんがお世話してくれます。これだけでも助かります。

③赤ちゃんにとって優しいまちづくり
 子どもと一緒に買い物にでかけたり、散歩に行ったりする中で、様々な事に気が付くようになりました。たとえばベビーカーを押していると、明らかにガタガタしてしまう道とそうでない道の違いが良くわかります。舗装が古くなった道、側溝のずれた箇所、歩道と車道の区別がない狭い生活道路、小さな段差、これらがあるとそれだけでベビーカーを押すのが大変になりますし、必要以上に気を使うことになります。また、スーパーに買い物に行くと通路の棚の前に商品が置いてあったり、通路の真ん中に棚があったりしますが、それを避けるのも一苦労します。
 これまで何気なく過ごしていたり、歩いていた場所が、赤ちゃん連れだととても通りづらい場所だったことを改めて気づくことができました。車いすで生活されている人なども、こういった不便を毎日感じているのだと知りました。まちづくりは、最も弱い立場の人のために行われるべきではないでしょうか。自分がその立場になって知ることができ良かったです。
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※このくらいの段差でもベビーカーですと高低差があります。

2.これからの育児について
 11月となり、「育休」は終了となります。11月末には第4回定例会(12月議会)が開かれますので、それに向けて議会質問等の準備はすでに始めております。しかし、11月からの保育園の入園は落選して、待機児童となってしまいました。11月のゼロ歳児の待機児童数は247人(!)であり、とても年度内に入園できる可能性は無いと思います。来年4月の入園に向けて申し込みはしますが、それまでの間はやはり私が中心となって「育児」を継続することとなります。
 育休は終了しましたが、ある意味「時短勤務」のような状況がしばらく続くことになります。議会への出席を中心にしながら、育児や家事とのバランスを取りながらの議会活動になります。育児に携わることで、様々な事を知り学ぶことができました。こうった学びをこれからの議会質問や議員活動にいかしていくためにも、育児は大事にしていきたいと思います。どうぞこれからも、多くの皆さんのご理解やご協力のほどをどうぞよろしくお願いします。
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※家族5人(ひとりはお空の上に)をこれからもよろしくお願いします。

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育児休暇をとることについて [市議団政策]

 このたび、新しい家族を授かりました。現在、長男が10歳なので、10年ぶりのゼロ歳児からの子育てとなります。10年前、私は会社員をしておりましたが、自分自身が育休を取るという意識はなく、周辺の環境としても取れるような状況ではありませんでした。結果として、日常の子育てのほとんどをパートナーが1人で行い、私は帰宅後の数時間や休日にのみ育児に関わるような状況でした。

 同じような状況を繰り返さないためにも、私自身が父親として育児にしっかりと関わるためにも、当面8月から10月末まで育児休暇を取らせていただくことになりました。育休期間中は公務や地域活動の多くをお休みさせてもらうことになり、多くの方々のご協力が必要になります。どんな立場の人であっても、家庭や社会を構成する一員として育児に参加できる世の中にしていくために、積極的に援助も受けながら育休を取得させていただきたいと思います。

 育休期間中の8月28日から約1か月の予定で稲城市議会第3定例会が行われる予定です。市議会議員として市民の付託を受けた立場であり、最も重要な場である市議会本会議での質問、議案審議、採決への参加をどうするか大変悩みました。しかし、日中の議会への出席や、質問や議案審議の準備のために時間の取ろうとすれば、育児に専念することは困難となります。日本共産党稲城市議団で相談をしたうえで、今回の育休期間中については第3回定例会およびそれに付随する議会日程については欠席をすることとしました。お休みさせていただきたい旨を市議会議長にお伝えしましたところ、議長からは「ぜひ育児にがんばってほしい」とご了承をいくただくこともできました。

 私は市議会議員として、地域に住む市民の一人として、様々な地域活動にも参加をしてきました。公務と同じように、それらの地域活動の多くもお休みをさせてもらうことになります。ただ、育児に専念するからといって、ずっと家に閉じこもっていることではなく、週末などに社会や地域の一員としてできる範囲での地域貢献や地域活動には携わっていきたいと思います。

 日本共産党稲城市議団として、また稲城市議会として、現職議員が育児休暇を取得するのは初めてのことになります。稲城市議会には育児休暇の制度や取り決めはありません。どんな立場の人であっても市議会議員になることができるように、育児休暇や介護休暇、傷病休暇などの制度づくりが、今後は求められるのではないでしょうか。私も自らの経験を糧に、多様な人が市議会議員として活動できる仕組みづくりを、これから提案していきたいと思います。

 育児休暇中は、このブログの更新も頻度が少なくなると思います。ただ、市政の問題や議会の様子などについて、必要に応じて発信いたします。また、議員としての様々な相談活動には随時対応してまいりますので、お困り事やご相談事がありましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。

引き続き皆さんのご支援やご援助のほど、これからもよろしくお願いいたします。

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※猫たちも赤ちゃんに興味深々です。
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日本共産党稲城市議団「学校休校アンケート」まとめ [市議団政策]

 日本共産党稲城市議団は3月2日から、「学校休校についてのアンケート」を実施しています。アンケートには保護者の皆さんから、様々な声が寄せられました。
 特に学校と保育園の対応について声が寄せられたので、その内容を整理して本日、それぞれの担当部署に伝えました。アンケートの結果の中間報告と、本日の市とのやり取りについて報告します。

<アンケート結果(属性)>
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<アンケート結果(自由記載)>※一部内容を加工しています。
1.保育園関係
①子どもは学童と長時間保育を利用していますが学校や長時間保育もクラスターになりやすい場所なので不安で仕方ないです。休んでしまうと生活ができず休みたくても休めません。
②職場では「学童や長時間保育が閉鎖になって、仕事に出られなくなった時はお金の補償する」と言われているので、学童や保育園などの自粛の検討をお願いしたい。
③保育園は通常通り開園していて休業補償が受けられないため、仕事を休みたくても仕事を休むことができない。
④「やむを得ない場合は預かってくれる」というのは親切だが、預けようと思えば預けられる道があると、仕事を休ませてくれと言いにくい。
⑤保育園も閉鎖にならないかぎり、仕事は続けなくてはならない。行かせない選択肢を与えられず、苦悩している。
⑥保育園を自主的に休んでも4月からしか保育料の免除がなく、月に1日でも登園したら全額の支払いになる。日割の導入、3月からの免除を望む。

2.学校関係
①入学式、始業式も延期してほしい。
②三密を解決できるまで学校延長すべき、稲城市の対応は遅すぎる。
③学業面や生活面で困っていないとはいえないが、子ども達が学校に行くことにより感染拡大が進むことの方がはるかに困る。
④私費で教育を賄わなくてはいけない。公費でオンライン学習など導入してほしい。
⑤預かり学校するなら人数で分けて、何日かおきに授業をしてほしい。授業の遅れも気になるし、預かり学校学童はやるのに授業だけやらないのは中途半端に様に感じる。
⑤登校日が設けられたが10:20下校で、その後の放課後子供教室が開くのは14:00なので、間が開いてしまう。下校時刻を遅らせるか、放課後教室の開始を早めてほしい。
⑥休校により光熱費等の費用がかさむが、減給しているわけではないので給付が受けられない。また、栄養面も心配で、給食の有り難さを痛感する。
⑦学童に行かせるのも不安だが、空いているうちは子供が行きたいというので、行かせるしかない。しかし、学童がないと、仕事で出勤しなくてはならない時は困る。小学生や保育園の子どもがいる保護者については、国の責任で帰省して働かせない方向で補償もして欲しい。
⑧日々、子どもたちも親もストレスが溜まっている。
⑨午前中は学習に充てるなど規則を作ってくれると、自宅にいる子供を指導しやすい。

3.その他
①稲城市の感染者について、どこをいつ利用していたのか詳細が知りたい。
③マスクの入手が困難。市内で何人の感染者がいるか不安。
④稲城市で3人の感染者が出ているにもかかわらず、市からメールや詳細など一切情報がなく不安。稲城市内の感染拡大状況を市長から正確に発信してほしい。

<市とのやり取り>
 市との話し合いの中では、「大事なのは保護者の不安によりそうことであり」「それぞれの気持ちが尊重されるように対応してほしい」と求めました。保育園については、「登園を自粛したいが仕事を休めないので、行かざるを得ないという気持ちの人もいる」「保育料の返金も他市のように柔軟に対応してほしい」と要請しました。また、学校については、「休校延長の決定やアナウンスが結果的にギリギリになってしまった」「保護者への案内や情報発信については丁寧に行ってほしい」と伝えました。
 それぞれの市の担当者からは、「様々な声があるのは理解しています」「かつてない状況で、どれが正解なのかは判断するのが難しい」と悩んでいる実情も明かされました。
 それぞれの要望について「すぐに〇〇します」という事にはなりませんが、市民の声を届けながら、市の状況についても聞くことで、疑問点の解消や制度の改善につなげることができます。これからも、双方向なやり取りを大事にしていきたいと思います。今後もアンケートは継続して実施して、切実な声や要望を届けていきます。皆さんの声をお寄せください。

「新型コロナウイルスによる休校」についてのアンケート
https://forms.gle/fGyRWpm7cXCrYXnUA

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稲城市の学校休校への対応と申し入れについて [市議団政策]

 新型コロナウイルス感染症対策に伴う小中学校の休校について、稲城市の休校については3月2日と3日は開校して、4日から休校になります。詳細は以下のリンク先をご参照ください。
【新型コロナウイルス感染症拡大防止に係る稲城市教育委員会の対応について】

 その上で本日、日本共産党稲城市議団として教育委員会へ要望書を提出し、若干の懇談も行いましたのでご報告します。

<申し入れ項目>
①医療関係者、福祉関係者、公共交通機関、公務職場などの社会を支える機関が機能停止にならないように、そうした事情の家庭の子どもについて受け入れる体制づくりをしてください。
②休校の日数の柔軟な対応や、休校中のこどもの学習・生活が保障できようにしてください。
③卒業式について、学校や保護者の声を聞きながら稲城の実情にそくした柔軟な対応をしてください。
④給食について、希望する家庭について提供できるようにしてください。
⑤学校や給食センター等で働く非常勤講師や非常勤職員の生活を守るために休業期間中の給与が補償されるようにしてください。
⑥給食中止によって大きな損害が出てしまう給食関連事業者の営業が補償されるようにしてください。
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※申し入れをする日本共産党稲城市議団(左から岡田議員、田島議員、山岸)

 申し入れについては教育長、教育部長、教育指導部長などが対応をしていただき、私たちの質問に対してもお答えをしていただきました。
<主なやり取り>
①具体的な子どもたちへの対応は?
・小学校1~3年生を「自習」扱いで受け入れます。時間は8:20~14:00頃までです。
・給食についてはアレルギー対応ができないので、給食の提供できないと判断しました。
・4~6年生と中学生は原則自宅学習とします。
②授業日数や通知表について
・消化できなかった授業時数をどうするのかは、これからの検討になります。
・通知表をどうするのかはまだ決まっていません。登校最終日の3月3日に渡すことは困難な状況です。
③給食費・卒業式・今後の状況
・給食費は振込で返金対応とします。
・卒業式は式次第を短縮し卒業生、教員、保護者(2名まで)のみで実施します。
・今後について、状況が変わる中で春休み前に登校日を設けることもあるかもしれませんが、現状ではなんとも言えない状況です。
④非常勤職員・給食関連業者
・非常勤職員の出勤や給与、給食の食材納入業者への対応は、国や都の管轄となるので現段階では方針を決めることは困難です。

 多摩地域でも周辺の市が軒並み3月2日から休校となる中で、稲城市については子どもたちや保護者の状況を考えてとても良い独自判断がされていると考えます。懇談の中でも「働く事のできなくなる保護者への対応を考えた」と発言されました。これはとても重要な視点だと思います。なによりも、子どもたちの学びや生活を守り、保護者も含めた市民の暮らしを支える立場で対応していくことが求められると思います。
 今後も事態が進む中で、更なる対応が求められると思います。日本共産党稲城市議団として稲城市の独自対応について前進面を評価しながら、これからも必要な要望を市に伝えられるように努力していきます。皆さんの声をお寄せください。
 以下のフォームでアンケートを行っています。ぜひ困っていることや要望についてお寄せください。
日本共産党【稲城市「新型コロナウイルスによる休校」についてのアンケート】
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保育園給食費の主食費補助の削減額分析 [市議団政策]

 2019年9月議会で大きな問題となりました、認可保育園における給食費について新たな資料を入手しましたので、そのことについて報告します。
 保育園給食費の詳細については、過去のブログ記事などをご参照ください。
稲城市議会9議会一般質問報告2~給食費の無償化・待機児童数~(9月9日)
稲城市議会9議会福祉文教委員会報告~保育園の給食費~(9月12日)
保育園給食費の値下げについて(9月26日)

 これまでの給食費の考え方は、市が補助をしていた「主食費3000円」と国が公定価格で給付していた「副食費4500円」の2階建てになっていました。そして、国は保育料無償化をすることで公定価格からこの4500円を削減しました。
 それでは、市は主食費分として出していた3000円はどのように計算して、いったいどれくらいの金額を削減したのか?いまいち、それが分かりづらい状況でした。
 市が私立認可保育園に対して支出している項目として、「私立保育所運営委託料」と「民間保育所振興費補助金」が中心になっています。おそらくこのどちらかだろうということで、それぞれの項目の詳細について資料を取り寄せました。
 すると「運営委託料」の表の中に「一般保育対策削減分(主食費補助@3000円削減)」」という項目がありました!分かりやすく、委託料から削減をする分を抜き出して書いてあります。
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※委託料の合計表

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※各園毎の詳細表

 そこで、この「主食費削減額」と「削減される前の委託料」、そして「委託料の何%分が削減されたのか」を各保育園毎に表にまとめてみました。それが、以下の表です。
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 14の認可保育園と市外の分を合わせて委託料の削減額は1780万円、委託料総額の2%前後の削減になっています。園毎に削減割合にバラつきがあるのは、今回の保育料無償化と給食費徴収の対象が3~5歳児になっているので、低年齢児が多い園は削減割合が少なくなっているからです。
 この数字は今年度の当初予算、つまり4月時点でのものです。稲城市は【主食費3000円+副食費4500円=7500円】という計算で給食費7500円の徴収を始めようとしましたが、これを土壇場になって6000円に値下げしました。
 それでは、当初予算で総額1780万円の委託料の削減分はどうするのでしょうか?各園の委託料はこのまま下げたままにするつもりなのでしょうか?
 本来であれば、少なくとも1780万円の半分の890万円を各園に戻すべきであり、そのための補正予算を組まなくてはなりません。しかしこの点については、今の段階では市からはアナウンスも説明もされていません。
 当初予算で削減された委託料をどのようにしていくのか、これは大きな問題です。一園あたり平均120万円の委託料が削減されたままで給食費を値下げしたということは、その差額を各園が負担をするということになってしまいます。この点について、来月から本格的に始まる12月議会に向けて再度の情報収集と分析を行っていきたいと思います。
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