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稲城市の新型コロナ陽性者の分析について [市議団政策]

 稲城市でも連日、新型コロナ感染症の陽性者数が増えています。(1月11日時点で248人)
 現在、稲城市のホームページには保健所の情報提供に基づいて、陽性者になった人の年齢や性別などが公開されています。1月12日の時点では、2020年4月~2021年1月3日まで報告された人の情報が掲載されています。そこで、そのデータを使って簡単な統計を作ってみました。
※市のホームページはこちらから

1.概要
 稲城市のホームページで公開されている「稲城市内における陽性患者の状況」のデータについて、過去データも含めてすべてエクセルに変換にして使用しました。2020年4月~2021年1月3日時点で総数164人分のデータとなりました。

2.内容
(1)年代別
 年代別では20歳代と50歳代がもっとも多く、10歳未満と80歳代は一桁でした。
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 年代別を「未成年」「若者」「現役世代」「高齢者世代」とすると、40歳から60歳の現役世代がもっとも多く、その次が20歳から30歳の若者世代で、2つを合わせると75%以上を占めていました。
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(2)月別
 報告された月別の状況ではやはり全体の7割が11月以降の発生となっています。
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 なお、11月以降の陽性者の年代別の割合では、高齢者が減って現役世代が増えています。
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(3)症状
 症状は半分以上の人が無症状もしくは軽傷となっています。「不明」となっているのは、市に報告がされた時点では詳細が分からなかった人だと思われます。なお、重症の3人は春先に発症した高齢者となっています。
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(4)入院先
 入院先は不明を除くと、病院への入院と宿泊療養が主になっています。
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 ただ、11月以降の陽性者では病院への入院が減って、自宅療養が増えています。
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3.感想
 今回の分析はあくまでも市が公開している情報を基にしており、サンプル数も160件程度で項目も限られています。「発生場所」や「その後の状況」などもないので、分析できる内容も限られてきます。
 しかしその中でも分かるのは、稲城市民の陽性者の傾向として20代~50代の人が7割となっており、おそらく通勤などで都心に通われている人が感染してしまっている可能性が多いのではないでしょうか。数は少ないですが未成年が20人陽性となっています。子どもたちの発生場所は分かりませんが、現役世代が増えているという事はそこからの家庭内感染も一定の割合であるのではないかとも思います。
 緊急事態宣言が発令されましたが、まだまだ感染のスピードが緩んでいる状況ではなっていないようです。引き続きひとりひとりが感染対策を行いながら、軽傷や無症状の人が家族や周りに広げないために早急な検査と予防的隔離のための体制作りが求められます。今後も様々なデータも活用しながら、情報発信や政策提起をしていきたいと思います。
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