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稲城市の新型コロナ陽性者の分析について(2回目) [まちのできごと]

 1月13日に「稲城市の新型コロナ陽性者の分析」を投稿しました。ちょうど2週間が経過しましたので、それ以降の情報をつけ加えてグラフ化してみました。
 なお、最新の稲城市民の療養者の状況は以下の表の通りとなっています。自宅療養と調整中の人が多くなっているのは、都内全体の状況と連動しているのではないでしょうか。
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1.概要
 稲城市のホームページで公開されている「稲城市内における陽性患者の状況」のデータについて、過去データも含めてすべてエクセルに変換にして使用する。2020年4月~2021年1月24日報告までの総数300人分。

2.内容
(1)月別
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 ついに1月の報告分が130人を超えました。総数300人のうち、約半数が1月に集中しています。1月といっても集計が週単位なので、実際には1月4日から24日の21日間で136人が発症しているので、1日7人弱となっています。1月に急激に増加している実態が分かります。

(2)年代別
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 年代別では20~30歳代と40~50歳代が全体の7割を占めています。11月以降に発症した人だけを抜き出しても、傾向は変わりません。やなり、いわゆる「若者世代」「現役世代」が中心となっているのではないでしょうか。

(3)症状
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 症状は無症状と軽症の人が6割となっています。11月以降に発症した人では若干、軽傷の人が多くなっています。ただ、重症の人は全員60歳以上となっていますので、高齢者が発生すると重症化する可能性が高いことがここでも示されています。

(4)入院状況
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 入院状況は不明が多くなっています。最初の段階では「調整中」となった人が不明扱いとなっていると思われるので、入院するにしても自宅療養をするにしてもすぐには決まらない実態があると思われます。

3.感想
 緊急事態宣言が出されましたが、東京全体でも1日当り千人を超える陽性者数となっている状況が続いています。現在、稲城市内においてクラスターが発生したという情報はありません。そして、陽性となった方の多くが20代~50歳代で、無症状や軽傷でした。積極的なPCR検査による把握と保護、家庭内感染の予防などが求められるのではないでしょうか。国、都、そして稲城市による引き続きの対策を求めていきます。
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稲城市の新型コロナ陽性者の分析について [市議団政策]

 稲城市でも連日、新型コロナ感染症の陽性者数が増えています。(1月11日時点で248人)
 現在、稲城市のホームページには保健所の情報提供に基づいて、陽性者になった人の年齢や性別などが公開されています。1月12日の時点では、2020年4月~2021年1月3日まで報告された人の情報が掲載されています。そこで、そのデータを使って簡単な統計を作ってみました。
※市のホームページはこちらから

1.概要
 稲城市のホームページで公開されている「稲城市内における陽性患者の状況」のデータについて、過去データも含めてすべてエクセルに変換にして使用しました。2020年4月~2021年1月3日時点で総数164人分のデータとなりました。

2.内容
(1)年代別
 年代別では20歳代と50歳代がもっとも多く、10歳未満と80歳代は一桁でした。
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 年代別を「未成年」「若者」「現役世代」「高齢者世代」とすると、40歳から60歳の現役世代がもっとも多く、その次が20歳から30歳の若者世代で、2つを合わせると75%以上を占めていました。
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(2)月別
 報告された月別の状況ではやはり全体の7割が11月以降の発生となっています。
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 なお、11月以降の陽性者の年代別の割合では、高齢者が減って現役世代が増えています。
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(3)症状
 症状は半分以上の人が無症状もしくは軽傷となっています。「不明」となっているのは、市に報告がされた時点では詳細が分からなかった人だと思われます。なお、重症の3人は春先に発症した高齢者となっています。
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(4)入院先
 入院先は不明を除くと、病院への入院と宿泊療養が主になっています。
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 ただ、11月以降の陽性者では病院への入院が減って、自宅療養が増えています。
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3.感想
 今回の分析はあくまでも市が公開している情報を基にしており、サンプル数も160件程度で項目も限られています。「発生場所」や「その後の状況」などもないので、分析できる内容も限られてきます。
 しかしその中でも分かるのは、稲城市民の陽性者の傾向として20代~50代の人が7割となっており、おそらく通勤などで都心に通われている人が感染してしまっている可能性が多いのではないでしょうか。数は少ないですが未成年が20人陽性となっています。子どもたちの発生場所は分かりませんが、現役世代が増えているという事はそこからの家庭内感染も一定の割合であるのではないかとも思います。
 緊急事態宣言が発令されましたが、まだまだ感染のスピードが緩んでいる状況ではなっていないようです。引き続きひとりひとりが感染対策を行いながら、軽傷や無症状の人が家族や周りに広げないために早急な検査と予防的隔離のための体制作りが求められます。今後も様々なデータも活用しながら、情報発信や政策提起をしていきたいと思います。
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「2021年成人式」への緊急申し入れ [市議団政策]

稲城市教育委員会
教育長・教育部長 御中
「2021年成人式の開催」についての申し入れ

2021年1月5日

日本共産党稲城市議団

岡田まなぶ・山岸たいち・田島きく子


 新型コロナの拡大を受けた一都三県の緊急事態宣言が検討されています。1月11日に成人式を控える中で、保護者の方々から日本共産党稲城市議団にも声が寄せられています。
 そこで、寄せられた声をお伝えするとともに、成人式の開催に関して日本共産党稲城市議団として以下の点について緊急に申し入れいたします。

1.保護者から寄せられた声
・せめて着付けだけはして、旧友や家族と記念の写真は撮りたい
・成人式は単純に中止にしてほしくない
・今の時期は難しくても、それに代わる時期に式典や集う場をもうけてほしい
・成人式を中止にした場合でも、総合グラウンドや中学校の行程を開放して短時間でも集えるよ
うにしてほしい
・成人式は家族に恩返しをする場なので大切にしたい  等々

2.申し入れ事項
①政府の要請でも「成人式は式典後の飲食を行わない」とされているので、要請に基づきながら集える場について検討すること。
②仮に中止にする場合に代替の方法を明らかにすること。
③差し迫った問題であり、早急な決定と当事者への連絡を行うこと。

以上
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