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稲城市の大値上げ計画について [市議会]

 11月27日から開かれる市議会に、市が徴収する使用料や利用料の大幅値上げが提案されます。10月に消費税が10%に増税されたばかりなのに、私たちの家計にとっては追い打ちとなる大負担増です。
 たとえば、
〇ゴミ袋の値段 中袋300円→400円/大袋600円→800円 ※10枚1組の購入価格
〇市役所駐車場 無料→有料(1時間無料/1時間~2時間200円)
〇住民票の発行 200円→窓口300円/郵送400円
〇市立病院の診断書 1000円→2000円
〇テニスコートの使用料 1030円→1580円 ※北緑地公園等
・・・等々です。
 すべてを書き出そうとすると膨大な量になってしまうので、提案されている内容を一覧表にもとめてみました。
1122.jpg
※PDFのダウンロードはこちら。(外部ストレージリンク)
 全部で170項目におよび、総額では1億5千万円の市民の負担増になります。

 この大幅値上げ計画については、市民にはほとんど知らされていません。私たち議員も、ようやく11月20日に詳細を知らされたばかりです。そういった中で、時間の限られた12月議会だけでこれを決定をして良いのでしょうか。まずは市民に対して、ちゃんと説明をするべきではないでしょうか。

 日本共産党稲城市議団は12月市議会で徹底論議を通じて、大値上げ計画の市民への丁寧な説明と値上げ計画の撤回を求めていきます。大値上げ計画について審議される議会日程は以下の通りです。
12月 9日 総務委員会(駐車場や住民票関連)
12月10日 福祉文教委員会(病院関連)
12月11日 建設環境委員会(ゴミ袋やテニスコート関連
 ぜひ多くの市民の皆さんの議会の傍聴をお願いします。

 また、今回の大値上げ計画について市民の皆さんを声をお寄せいただきたいと思います。「値上げになったらこんなに困る」「自分のところの活動はどうなるのか」など、率直な声をお寄せください。よろしくお願いいたします。
<ご要望・ご意見送付先>
E-mail i-jcp@main.so-net.jp
電話/FAX 377-0925
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稲城市議12月議会が始まります [市議会]

 本日、議会運営委員会が開かれて、11月27日から開会する第4回定例会の議案と議事日程が確認されました。今回の議会では、約170項目にわたる市の使用料や利用料の値上げが提案をされています。また、福祉文教委員会には保育園の給食費の値下げを求める陳情が出されています。一般質問では10月の台風19号を受けて、災害対策の強化を求める質問も多く出されました。
 すべてが市民の生活に大きく直結する内容です。市民の声を市政に反映させるためにも、、ひとつひとつを丁寧に議論していきます。ぜひ、傍聴をよろしくお願いします。
 なお値上げの項目や内容については、後日ブログで報告いたします。

<12月議会の主な日程>
11月27日(水) 本会議開会日(議案説明 等)
12月 2日(月) 一般質問 ※山岸は2日の9時半からの予定です
   ~5日(木)
    6日(金) 補正予算委員会
    9日(月) 総務委員会
   10日(火) 福祉文教委員会
   11日(水) 建設環境委員会
   17日(火) 本会議最終日(討論と採決)

<一般質問の項目>
1.高齢者が安心してサービスを受けることのできる介護保険制度の実現について
 第7期介護保険計画も折り返しとなる中で、次期介護保険計画の概要が明らかになってきました。サービス範囲の縮小や国の財源削減に反対し、必要な高齢者が必要なサービスを受けることのできる介護保険制度の実現を求める立場から質問します

2.民間保育園の事業を支え、安全で質の高い保育の実現について
 保育園給食費の徴収に伴い、私立保育園に対する委託料が削減されています。保護者からは今後の給食の実施について不安の声が出されています。安全で質の高い保育事業の実現に市が責任を果たすことを求める立場から質問します。

3.小中学校教職員の長時間労働の改善について
 学校での教職員の長時間労働は依然として深刻です。過労による休職や過労死などを生み出さない学校を、現場の教職員の声と一緒に作り上げていく事を求める立場から質問します。

4.子どもたちの可能性を伸ばすため学力向上について
 1学期に実施された学力調査の結果を基にしたランク付けや学力競争について懸念をしています。一人一人の子どもたちが大切にされる教育に実現を求める立場から質問します。

5.台風19号を教訓にした災害対策の改善について
 10月12日の日本列島を縦断した台風19号は甚大な被害をもたらしました。今回の台風災害を教訓にしながら、更なる災害対策の改善を求める立場から質問します。

6.市民が安全に生活するための狭あい道路の改善について
 市民から狭あいな生活道路に対する舗装整備について声が寄せられています。市民の生活改善のために必要な早急な対応を求める立場から質問します。

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保育園給食費の主食費補助の削減額分析 [市議団政策]

 2019年9月議会で大きな問題となりました、認可保育園における給食費について新たな資料を入手しましたので、そのことについて報告します。
 保育園給食費の詳細については、過去のブログ記事などをご参照ください。
稲城市議会9議会一般質問報告2~給食費の無償化・待機児童数~(9月9日)
稲城市議会9議会福祉文教委員会報告~保育園の給食費~(9月12日)
保育園給食費の値下げについて(9月26日)

 これまでの給食費の考え方は、市が補助をしていた「主食費3000円」と国が公定価格で給付していた「副食費4500円」の2階建てになっていました。そして、国は保育料無償化をすることで公定価格からこの4500円を削減しました。
 それでは、市は主食費分として出していた3000円はどのように計算して、いったいどれくらいの金額を削減したのか?いまいち、それが分かりづらい状況でした。
 市が私立認可保育園に対して支出している項目として、「私立保育所運営委託料」と「民間保育所振興費補助金」が中心になっています。おそらくこのどちらかだろうということで、それぞれの項目の詳細について資料を取り寄せました。
 すると「運営委託料」の表の中に「一般保育対策削減分(主食費補助@3000円削減)」」という項目がありました!分かりやすく、委託料から削減をする分を抜き出して書いてあります。
110501.jpg
※委託料の合計表

110502.jpg
※各園毎の詳細表

 そこで、この「主食費削減額」と「削減される前の委託料」、そして「委託料の何%分が削減されたのか」を各保育園毎に表にまとめてみました。それが、以下の表です。
110503.jpg

 14の認可保育園と市外の分を合わせて委託料の削減額は1780万円、委託料総額の2%前後の削減になっています。園毎に削減割合にバラつきがあるのは、今回の保育料無償化と給食費徴収の対象が3~5歳児になっているので、低年齢児が多い園は削減割合が少なくなっているからです。
 この数字は今年度の当初予算、つまり4月時点でのものです。稲城市は【主食費3000円+副食費4500円=7500円】という計算で給食費7500円の徴収を始めようとしましたが、これを土壇場になって6000円に値下げしました。
 それでは、当初予算で総額1780万円の委託料の削減分はどうするのでしょうか?各園の委託料はこのまま下げたままにするつもりなのでしょうか?
 本来であれば、少なくとも1780万円の半分の890万円を各園に戻すべきであり、そのための補正予算を組まなくてはなりません。しかしこの点については、今の段階では市からはアナウンスも説明もされていません。
 当初予算で削減された委託料をどのようにしていくのか、これは大きな問題です。一園あたり平均120万円の委託料が削減されたままで給食費を値下げしたということは、その差額を各園が負担をするということになってしまいます。この点について、来月から本格的に始まる12月議会に向けて再度の情報収集と分析を行っていきたいと思います。
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