SSブログ

市長の「ウソ」攻撃に反論します。(追記あり) [市議団政策]

 髙橋市長が「稲城市長 高橋かつひろ」というフェイスブックページに、「ウソのビラにご用心を!」と投稿しています。
0329.jpg

 名指しはしないものの、私の写真が入った日本共産党の政策ビラの写真を載せて投稿をしています。事実と異なることがあれば直接私たちに言うなり、訂正を求めるなりをしてくれれば良いのに、私たちには何も言わずにフェイスブックにだけ載せている点が残念な感じです。私たちは「ウソ」は書いていませんのでこの場で反論をいたします。

 当該のビラは「稲城民報2019年1月・2月号外」で、12月末に作成をして1月から2月に配布をしました。市長が投稿で言っている「本日は市議会第一回定例会の最終日」は3月27日であり、その1カ月以上前に配布されたものです。
 それを踏まえたうえで、以下のやり取りについてご紹介します。

<平成30年第4回定例会>
2018年12月3日 市議会本会議一般質問
山岸:小中学校の体育館へエアコンを設置するべきと考えますが、市長としてどのように考えられているのか、認識を聞きます。
市長:市立小中学校の体育館への空調設備の設置につきましては、学校体育館は普通教室等に比べ容積が非常に大きく、設置する空調設備につきましても高い能力が求められ、工事費や維持管理費などで膨大な経費を要し、都が創設を予定している財政支援制度を活用しても、補助額・補助率ともに低く、大きな財政負担を伴います。また、オープン構造となっており、空調設備の設置を前提としていない体育館につきましては、断熱対策や壁の設置等の対応も必要になります。このため、近年の猛暑による学校運営への影響や、学校体育館が地域活動や災害時に避難所となるなど、重要な拠点となっていることは十分認識しておりますが、現時点では空調設備の設置は困難と考えております。

この時に、市長ははっきりと「(体育館の)空調設備の設置は困難」と拒否をしているのです。それを政策ビラで市民にお知らせするのは、当然のことではないでしょうか。

時系列を追うと、以下の通りです。
2018年12月 市議会一般質問の私の答弁に対して「空調設備の設置は困難」と拒否
2019年1月~2月 日本共産党の政策ビラで「市長が拒否」と報じる
2019年3月27日 市議会最終日に体育館へのエアコン設置について議案が追加上程されて、全会一致で可決

 これで私たちの政策ビラには、なんらの「ウソ」もないことがはっきりしました。
 こういった事実を十分に知っているはずなのに、その事実を捻じ曲げて「ウソ」と攻撃するやり方には残念でなりません。

 もう一点残念なのは、この投稿がされた日時が「2019年3月27日12:47」だということです。この時間帯は、市議会最終日に「体育館のエアコン設置」について議案が示されたのちに、お昼休憩になっている時間です。
 議会への議案説明も、議員による質疑も、討論も、採決もこれからというときに、こういった煽るような投稿を市長がすることは大変不適切ではないでしょうか。100歩譲っても、せめて議案の採決が終わって、議会が閉会をしたのちに行うべきことではないでしょうか。そういった点でも、市長が市議会をどのように見えているのかがわかるような気がします。

 日本共産党はこれからも市民の皆さんの声に寄り添い力を合わせて、暮し・福祉・子育て・教育が大切にされる稲城のまちづくりを目指します。どうぞ、これからも日本共産党稲城市議団へ皆さんの声をお寄せください。


~2019年3月31日追記~
 数人の人から、「議事録にそのように書いてない」とご指摘を受けたので追記いたします。市議会議事録には、以下のように記載されています。
平成30年第4回定例会(第25号) 本文 2018-12-03
306 : ◯ 9番(山岸太一君)これについては、ぜひ進めていただきたいと思います。では続いて、3)、小中学校の体育館へエアコンを設置するべきと考えますが、市長としてどのように考えられているのか、認識を聞きます。
308 : ◯ 市長(高橋勝浩君) 小中学校の体育館への空調設備の設置につきましては、さきに答弁したとおりでございます。

 この「さきに答弁したとおり」というのは、稲城市議会のローカルルールです。前の質問者が同じ内容の質問して答弁がされている場合は、このように答えるようになっています。この場合は、すでに別の議員が同じ質問をしていたので、市長はこのように答えています。その答えた内容が以下のものです。

6 : ◯ 教育部長(石田昭男君) おはようございます。答弁させていただきます。市立小中学校の体育館への空調設備の設置につきましては、学校体育館は普通教室等に比べ容積が非常に大きく、設置する空調設備につきましても高い能力が求められ、工事費や維持管理費などで膨大な経費を要し、都が創設を予定している財政支援制度を活用しても、補助額・補助率ともに低く、大きな財政負担を伴います。また、オープン構造となっており、空調設備の設置を前提としていない体育館につきましては、断熱対策や壁の設置等の対応も必要になります。このため、近年の猛暑による学校運営への影響や、学校体育館が地域活動や災害時に避難所となるなど、重要な拠点となっていることは十分認識しておりますが、現時点では空調設備の設置は困難と考えております。

 教育部長の答弁ですが、市長はこの部長答弁と自分の答弁は変わらないので「先に答弁したとおり」と答えています。

 もう一点、ある方が以下のやり取りを指して「拒否はしていない」と指摘されたので、その点についてもお答えします。
278 : ◯ 9番(山岸太一君)3)、エアコンが設置されていない特別教室にはちゃんとエアコンを設置すべきだと考えます。市長としてこれをどのように考えられているのか、認識を聞きたいと思います。
280 : ◯ 市長(高橋勝浩君) 特別教室への空調設備の設置につきましては、義務教育施設の整備状況全体の優先順位及び財政状況を見ながら、対応をこれから検討してまいりたいと思います。

 まずこの質問は「特別教室へのエアコン設置」なので、体育館とは別の質問です。
 また「対応を検討して」と言っていますが、「優先順位及び財政状況を見ながら、対応を検討」というのを、分かり易く言い直すと「その分のお金はすぐには無いので、お金ができたらその時に考えます」というもので、ある意味やんわりと拒否をしているものと変わりありません。
 結果として新年度予算には、家庭科室や美術室などの特別教室へのエアコン設置は盛り込まれませんでした。
 ご指摘への回答は、以上です。
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:地域

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。