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稲城市議会6月議会一般質問報告2~iバス・路線バスの充実~

市議会一般質問の報告の2回目は、iバスや路線バスについて報告します。

2.街の中を気軽に行き来できるバス路線の充実について
(1)iバスについて
①iバスの直近の月別の乗車実績(コース別)と前年同月の乗車実績(コース別)およびそれに対する認識について聞きます。
→5月の乗車実績は以下の通りです。
Aコース5,900人(前年同月14,675)
Bコース7,692人( 〃  16,216)
Cコース4,492人( 〃  10,798)
DEコース1,184人( 〃 3,363)
→緊急事態宣言の解除前と解除後の乗客数を比較すると、1週間で約15.6%の増となりました。
②iバスの乗客と運転手への感染防止のための対策について聞きます。
→運転手のマスク着用、ビニールカーテンの設置、窓を開けるなどの対策をとっています。
→iバスは市民の生活に欠かせない公共交通であることから、緊急事態宣言の中においても市からの要請を受け小田急バスでは減便することなく通常運行を継続しました。今後も感染防止対策を行い、運行の維持をしていきます。
<解説>
 バス路線の増便や新設による、交通不便の解消を願う市民の声が寄せられています。公共交通機関は新型コロナ感染症の影響を最も受けた分野のひとつですが、市民生活を支える大事なライフラインでもあります。誰もが街の中を気軽に移動することのできる公共交通の充実を求める立場から質問しました。
 感染症への不安から電車やバスなどの公共交通機関などから、マイカーや自転車などの交通手段に切り替えた方も多くいます。しかし、様々な事情で公共交通機関が頼りの方もいます。こういった自転車やマイカーのない市民にとって大事な足であるiバスについて、感染対策を行いながらもしっかりと路線を維持していくことが重要であると考えます。
 いくつかの自治体では、乗客数の減少や感染症対策からバス路線などを減便したところもあるようです。しかし、iバスについては減便しないで、路線や便数を維持して運行がされました。担当部署の判断と、運行委託されている小田急バスのご努力に敬意を表します。ぜひ、これからも大事な市民の足であるiバスの路線を維持してほしいと求めました。

(2)京王バス[メ01]路線について
①同路線の詳細と運行が開始された経緯について聞きます。
→稲城長沼駅と稲城府中メモリアルパークを起終点として稲城駅を経由し、春秋の彼岸およびお盆の期間中に運行される路線として認可を受けました。
→令和2年3月の運行については、3月20日・21日・22日の3日間、運行本数は1日14件往復28便、乗車実績は延58人でした。
→市は稲城府中メモリアルパークへの利用があることから、路線バスの運行について稲城市地域公共交通会議にて要請をしてきました。
②同路線のバス停の設置について道路占用許可の基準内容も踏まえた経緯について聞きます。
→京王バスより道路占用許可申請を受けて、許可しています。
→本路線はスポーツイベント等の臨時運行ではなく運輸局より認可を受けた定期路線ですので、バス停を常設しているとのことです。なお、バス停における運行表記については、利用者にわかりやすい表記となるよう、バス事業所に要請していきます。
③同路線の今後の運行方針について聞きます。
→現在の運行を継続していくとのことです。
→市としてはお盆や彼岸期間以外でも需要が見込まれることから、運行事業者に対して定期運行を要請しております。
<解説>
 今年の3月から運行が開始された京王バス[メ01]路線ですが、稲城長沼駅を出発して、稲城駅を経由して南山の上でまで上る路線ですが、運行はお彼岸とお盆のみだということです。3月に3日間の運行がされましたが、3日間限定ですが、一定の乗車数はあったということでした。
 この路線については、それぞれの停留所にバス停が設置されています。例えば、稲城駅だと駅の西側にバス停が設置をされていますが、その表記は「季節運行のため、運行日にご注意ください」となっていて、よく近づいてみると3月の3日間分の臨時運行のダイヤが載っています。ずいぶん立派なバス停で、ここにもバスが停まるかなと思っていくと、ぜんぜん普段は動いていません。これでは、紛らわしいのではないでしょうか。せっかく運行を始めてくれたものです。こういった点については、ぜひ丁寧に進めてほしいと思います。市も「わかりやすい表記を要請する」と答弁しました。
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※稲城駅に設置されているバス停

 また季節運行をそのまま続けるのではなく、市としても定期運行を求めていくことを確認しました。南山への路線だけなく、稲城駅と稲城長沼駅を結ぶ路線というのも、要望は強いと思います。引き続き、バス会社との話し合いを進めてほしいと対応を求めました。


(3)小規模コミュニティ交通について
①ワゴン車による小規模コミュニティ交通実証実験の実績と評価について聞きます。
→ひらお苑を運営する社会福祉法人が毎週火曜日に施設のワゴン車を利用して、2019年7月2日から12月24日までの期間、平尾の美望会および向山会から平尾団地商店街への買い物等を支援するために運行しました。実績としては1日あたり平均13人程度の利用があり、好評であったことから、3月末まで継続して運行してもらいました。
→地域にねざした福祉施設が、社会貢献事業として無料で地域を循環する交通手段として好評であったと聞いています。
②タクシーによる小規模コミュニティ交通実証実験の実績と評価について聞きます。
→令和2年1月22日から3月13日までの水曜日と金曜日の16日間に1日4往復8便、合計128便をタクシー車両による乗合事業として実施しました。実績として期間中、延11日の利用がありました。
③今年度の計画と現在の運行実績について聞きます。
→社会福祉法人によるワゴン車の運行について、現在は新型コロナ感染症予防のため運行を休止していますが、収束後に再び運行を検討していると聞いています。
<解説>
 この小規模コミュニティ交通については、日本共産党として交通不便地域の困難解消の手段の一つとして長年求めてきたものです。特に「下平尾地域」の急傾斜地での小規模ワゴンバスの運行は以前より住民の方々からも要望として出されていました。
 昨年、社会福祉法人によるワゴン車の交通実証実験が行われ、一定の需要があり好評だったということです。タクシーについては、全体として11人の利用に留まりなかなか厳しかったようです。
 今年度はまだ具体的に動いていないということですが、ワゴン車の運行を検討しているとのことです。引き続き、ワゴン車の定期運行を求めていきます。


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