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読売ジャイアンツファーム球場の建設について [まちのできごと]

 10月24日に、読売ジャイアンツが南山区画整理事業の区域内に、ファーム(2軍)専用球場を建設することを発表しました。
 ファーム球場はスタジアムだけではなく、商業施設なども併設をする巨大な施設がつくられます。スポーツ交流施設が増えることはスポーツ文化の促進のためにも役割を果たしてもらえます。しかし今回の建設予定地は、現在斜面の採掘作業が進められている根方谷戸・ランド坂の高盛土地帯の最上部にあたります。
 決して手放しで喜べる場所ではありません。そこで、今回の読売ジャイアンツファーム球場の建設について、公式発表されている資料を基にご紹介します。(読売ジャイアンツのホームページの資料はこちら
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※球場建設を報じる10月25日付読売新聞

【球場の大きさ】
 読売ジャイアンツが取得する面積は約4万2千平方メートルとなっていて、ほぼ東京ドームと同じ大きさです。
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※ジャイアンツのホームページに公開されている球場の建設予定図
(C)google map

【建設場所】
 現在の根方谷戸の上部です。京王線よみうりランド駅から坂を上った、京王グランドマンションのほぼ真上となっています。
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※公表されている情報を基に、現在の地図の上に建設予定図を重ね合わせた図

【建設期間】
 建設着工は2021年3月末、完成は2023年3月末となっています。

【現在の土地の状況】
 根方谷戸として奥深い里山になっています。今後はこの里山をすべて削って、ランド坂と一緒に土砂で埋め立てて巨大な盛土造成地が作られます。
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※工事開始前の根方谷戸の上部
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※2016年8月現在の斜面が削られた根方谷戸

【根方谷戸盛土造成地の特徴】
 盛土内に雨水や地下水が浸み込むと地盤が緩み、将来的な地滑りが起きる可能性があるために、盛土内に水が無い事が前提の工事になっています。土地の利用についても、基礎工事で深く杭を打つと排水溝などを傷つけてしまうので、杭の長さが決められているなど様々な制限を受けている土地です。
(詳細は、9月議会一般質問の報告③をご参照ください)

今後の取り組みについて
 スポーツ施設が増えることは大いに重要なことです。しかし、今回の球場建設の予定地は、根方谷戸の盛土造成地という「危険な土地」として様々指摘をされてきた場所です。通常の住宅地になるのではなく、球場という
巨大な建築物ができることになり、様々な懸念が生じます。今後も土地利用の安全性、将来にわたっての安心の確保について議会内外で求めていきます。
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コメント 1

町田市民

生の地形を知っていると盛り土の危険性を感じるけれど、向陽台や尾根幹もかなりの盛り土箇所があるし埋まったらわからなくなってしまうんですよね。しっかりとした施工をしてほしいものです。
by 町田市民 (2016-11-11 12:31) 

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