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稲城市・市議会3月議会一般質問の報告②~南武線高架下利用と雨水排水対策~ [市議会]

引き続き、一般質問の報告です。
今回は「3.南武線高架下の整備計画について」と「4.雨水の排水対策について」です。

3.南武線高架下の整備計画について
(1)南武線高架に伴う土地の整備計画について聞きます。
→稲城市、東京都、JR東日本の三者で策定をしたJR南武線高架下利用計画に基づいて整備を進めています。
→第六保育園から多摩稲城マンションまでの区間は、地域を南北に結ぶ新たな2本の歩行者通路の整備や、保育園の送迎に利用できる一時利用の駐車場などを整備していきます。そのほかの西側の地域には防災倉庫や公園を整備する予定です。
(2)稲城市の行う整備計画について聞きます。
→稲城市としては4月にオープンする観光発信拠点ペアテラスを始め、駐輪場の整備、福祉倉庫、集会場や公園などを順次整備していきます。
(3)「商業施設」や「生活利便施設」の今後の整備計画について聞きます。
→これまでも地元自治会や商工会からの要望、市民を対象に実施した高架下利用アンケートの結果をもとに生活利便施設の設置をJR東日本に要請してきました。
→当面は大丸自治会などから要望のあった南多摩駅へのスーパーマーケットがオープンをすることになっています。
→それ以外の商業施設についての計画は今のところはありませんが、高架下が活力あるまちづくりや市民の生活の利便性の向上に寄与するようにこれからもJR東日本と連絡を密にとって施設整備に努めていきます。
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※南武線高架下利用計画(稲城長沼駅~南多摩駅)
<解説>
 南武線の高架化に伴い、新たに生まれた土地の整備計画が進んでいます。市民生活の向上に結び付く計画となることを求める立場から質問しました。
 南武線の高架下利用では、特に稲城長沼駅と南多摩駅のあいだの区間は都営第アパートや大きなマンションが隣接をしており、地域の皆さんからも様々な施設整備を要望する声が大きい地域です。大丸自治会などの要望があった商業施設について南多摩駅にスーパーができるということですが、それ以外の「商業施設」「生活利便施設」の開発計画についてはまだまだ未定という状況です。基本的な整備主体はJRであったとしても、やはり市はアンケートもとって市民の声や要望を聞いているわけですし、この要望がちゃんと実現できるようにJRにも求めていくことが必要であると考えて、その点について確認をしました。市としても引き続き、生活利便施設の誘致などを行っていくとの答えでしたので、今後も注視をしていきます。

4.雨水の排水対策について
(1)市内の雨水の排水対策の現状について認識を聞きます。
→多摩ニュータウン地域や南山区画整理地域は雨水管等の排水設備の整備を進めています。
→既成市街地の平坦部では雨水管等については未整備ですが、道路排水施設や排水管の設備によって1時間当たり50ミリの雨にも対応できる基準となっています。
→宅地開発のさいには、開発者に雨水浸透枡の設置や透水性舗装を行うことで、雨水が地面に浸み込むような対策も取っています。
(2)雨水の排水について市民からの要望や苦情の状況について聞きます。
→道路側溝や集水桝に積もって落ち葉の除去や、土砂やヘドロ等の清掃作業の要望、用水路のゴミにより流れが阻害されて浸水を心配される苦情などがあります。
→一部では局所的に道に水が溢れる状況が発生していて、これらの改善についても要望が出されています。日常的な維持管理では対応が困難な道路冠水については、現場を確認して発生原因を究明するとともに、対応策の検討などを行っています。
(3)今後の雨水の排水対策について認識を聞きます。
→雨水排水対策は市民の生命と財産を守るための都市機能として欠かせないものと認識しております。長期総合計画期間の後半に公共下水道の雨水計画を策定して、計画的な雨水排水施設整備を図っていきます。
→計画策定前の日常の維持管理としては、道路整備管理者としてできる限り対応をしていきます。
<解説>
 この間、降雨後の排水に関する声が寄せられています。この雨水排水対策については、地域によって違いがあります。ニュータウン地域や区画整理地域では一定の排水施設が整備をされていますが、既成市街地では用水路や道路排水施設が雨水の排水も担っています。防災対策でもある雨水の排水対策について必要な対応を求める立場から質問しました。
 既成市街地では農地や森林地などが造成されることで、自然と雨水をためていた機能が減少しつつあります。そういった既成市街地においては雨水管などは未整備だが、時間当たり50ミリの降雨に対応できるように道路排水などを整備しているということです。この間、浸水を心配する声のほかに、実際に道路に水があふれてなんらかの形で道路が冠水してしまったことについて市民から声が出されています。
 稲城市は平成24年に「稲城市下水道プラン」を策定して平成33年度までの計画を決めています。この中では雨水対策については、「南山東部土地区画整理事業区域は100%雨水排水施設を整備する、多摩川流域においては事業化に向けた計画策定を行う。」と示しています。雨水排水施設は莫大な費用も掛かる大掛かりなもので、一朝一夕にすべて対応をすることはできません。そういった中では、既に市民から出されている要望や苦情については対処療法的になったとしてもなんらかの対応をその都度行い、困っている市民の皆さんにちゃんと対応状況を返していくことが求められます。一部では住民の皆さんと市の担当課による現地での懇談も行いました。今後も住民の皆さんと一緒に問題解決について行っていきます。
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