市長・市議会選挙をふりかえって～２～：かけはし〜山岸太一いなぎまちづくりリポート〜：SSブログ

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市長・市議会議員選挙をふりかえって～１～｜市内の太陽光パネル調査を実施しましたブログトップ

市長・市議会選挙をふりかえって～２～　[市議会] [編集]

今回の選挙活動は告示が４月１９日（日）、投票日が４月２６日（日）で、実質的には７日間の選挙期間になりました。
日本の公職選挙法はとても不自由で、この期間中以外は「選挙活動」を行ってはいけないことになっています。

だから、この短い期間になるべく名前を憶えてもらおうとして、選挙期間中になると極端な名前の連呼が始まったりするのではないでしょうか。

それでは、この期間以外で行う活動は何か？っとなると、それは「政治活動」と分類をされます。
自分や政党の主義や主張を発表したり伝えることが目的で、「結果的に」支持が増えることになりますが、あくまでも「選挙活動ではない」ということになっています。
そのことへの評価はともかく、日本共産党は日常的に党の政策や考えを多くの人に知ってもらうことを、重要な活動として位置付けていますので、やっていることと矛盾をすることはあまりありません。

そして、その政治活動の中でも大きな位置づけをしているのが、「朝の駅頭宣伝」です。
私は自分が担当する地域にＪＲと私鉄の駅が４つあり、その４つの駅での朝宣伝を去年の１１月から続けています。
駅頭宣伝で大事にしているのは次の３つです。
①曜日と時間を固定して行う
②政策や考えをちゃんと訴える
③継続して行っていく

①の曜日と時間の固定は、４つの駅を火曜日から金曜日までローテーションを組んで、原則７時～８時まで行うようにしています。
基本的にしゃべる場所も固定をして行っています。
決まった曜日や決まった時間に居ることで、その時間に通る方とは顔見知りになれますし、一定の信頼関係も作ることができます。
選挙本番になると、普段はやらない候補者の方が大人数で来て大声で名前を連呼しながら駅前を取り囲むような事があります。
そういう時も信頼関係のある方とは、アイコンタクトで「お騒がせして申し訳ありませんね。よろしくうお願いします」と伝えることができます。（実際に２～３回そういうことがありました）
決まった時間で駅宣伝をしていると、日の出の時間や気温の寒暖差で季節を感じることができます。
会社員時代にはゆっくり見ることのできなかった朝焼けも見ることができるようになりました。

②の政策を話しをするというのは、マイクなどを使って自分や党の政策について訴えることです。
足早に歩いていく人がほとんどで、長々と話しをしても聞き取ってもらうことはできません。
だかこそ、国政や市政の課題や自分の問題意識を自分なりの短いフレーズにしながら伝えることを工夫しています。
このマイクを使った宣伝をしているのは、稲城では日本共産党の議員以外では数人の方しか行っていません。
駅前に立って挨拶だけをする方がほとんどです。
それぞれのスタイルがあるかとは思いますが、少なくとも私はちゃんと自分の言葉で考えを伝えることを大事にしていきたいです。

③の継続は、当たり前のことですが大事なことです。
外での活動ですから、晴れた日ばかりではありません。
４つの駅のうち、２つは屋根がありますが、それ以外は完全にむき出しの場所です。
雨や風の強い日にマイクが濡れないように傘で覆いながら話しをしましたし、大雪の日に傘を差しながら宣伝をしたこともありました。
そして、よく「選挙終わったら駅の宣伝はどうするの？」とも聞かれますが、その時は「議員を辞めるまで続けますよ」とお答えしています。
駅の宣伝は選挙のために行うのではなく、日本共産党の考えを広く多くの人に知ってもらうための大事な活動ですから、今後とも継続をしていきます。

選挙が終わって、声をかけられたことがありました。
お一人は保育園の保護者会を一緒にしていた方で、「（駅宣伝の）最初のころは『いかにも始めたばっかりだな』とぎこちなかったけど、だんだん話し方がうまくなっていきましたよね」と。
もうお一人は駅の車整理をされているガードマンの方で、「いろんな議員さんが駅で宣伝をしているけど、山岸さんが一番話しが上手ですよ」とのことでした。
過分なお褒めの言葉で恐縮するばかりでしたが、ちょっとずつ努力してきたことが実ったのかなあと思うできごとでした。