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市議会議員の役割とは・・・(建設環境委員会傍聴) [市議会]

本日は、建設環境委員会が開かれて2つの市民陳情が審議されました。

そのうちの1件は、私自身もかかわった「南山高盛り土に関する」陳情です。
南山開発に伴って、山を切り崩してでた土や砂をよみうりランド坂の急斜面にトラック2万台分運び込んで、40メートル以上の巨大な盛り土の壁を作ろうという大工事です。
近隣住民の皆さんからは、東日本大震災や昨年の広島県での地滑り災害も経験をして、とても危険なのではとの声が出されています。
今回の陳情は「大雨などの気候変動について、もう一度安全性を再検証してほしい」「将来にわたってのメンテナンス体制を作ってほしい」という2点についての陳情でした。

建設環境委員会は日本共産党の岡田議員も含めて7名の委員で構成をされていますが、この陳情について市に意見を求めたのは日本共産党の岡田議員がほとんどでした。
保守の議員が1度質問しただけで、後は約1時間にわたって岡田議員が粘り強く市に対して問いただしをしてきました。
審議のポイントは、
①稲城の砂は固まりづらい特徴があり、盛り土には向かないのでは?
⇒表面に露出すると水に流れやすいが、埋め固めると大丈夫。
②現在の基準の降水量1時間60ミリで本当に大丈夫なのか?
⇒60ミリを超える雨が降っている地域もあるけど、稲城はそこまで降ることもないので今の基準で大丈夫。
③将来的なメンテナンスはどうするのか?
⇒その他の公園や道路などと一緒に目視管理をしていく。地滑りはその前に予兆があるから、それを見つけるから大丈夫。
④盛り土工事は危険なのでは?
⇒一般的に盛り土工事が危険だという認識は持っているが、そのためにも基準を守って工事をするから大丈夫。
・・・と、基本的には今の基準を守っていれば大丈夫だという答弁に終始をしていました。

そして、最後に採決を行ったのですが、陳情に賛成の意見を述べたのは岡田議員一人、その他の議員は意見も述べず質問も行わず反対の手だけを上げて否決をしてしまいました。
内容について賛否の意見を明確にして採決を行うのではなく、ただ手だけを上げるのでは議員が委員会に出席をする必要があるのでしょうか?
少なくとも反対をするのなら、その理由なりを明確にして審議に臨むのが最低限の態度です。
議会における議員の役割について、改めて考えさせられる委員会傍聴となりました。

なお、南山の高盛り土については、引き続き地域のみなさんと力を合わせて危険性を訴えながら、安全な工事にしていくために運動を広げていきます!

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