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JR東日本と懇談をしました~南武線の時刻表の撤去について~ [市議団政策]

 以前にご報告しました、JR東日本南武線の駅のホームから時刻表が撤去された問題(JR東日本南武線へ要望書を提出しました~駅の時刻表の撤去について~)で、南武線を管轄するJR東日本八王子支社に申し入れと懇談に行ってきました。
 参加者は日本共産党吉良よし子参議院議員事務所の坂井事務局長、赤野府中市議、岡田稲城市議、山岸の4人でした。JR側からは営業部や総務部などから3人の方が対応をしてくれました。
 こちらからの意見や質問に対して先方が答えてくれましたので、そのやり取りについて報告をします。
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①南武線のホームから時刻表が撤去をされた理由は?鉄道運輸規定との整合性は?
→鉄道運輸規定では「駅構内に時刻表を設置すること」と規定しており、その数は決められていない。今回はあくまでも時刻表の数を減らしただけであり、最も利用者が通るであろう改札の前には時刻表を掲示している。
→ホームにはLED照明表示板が設置をされており、それを見てもらえれば次に来る電車の時刻は分かるので利用者向けサービスは低下していない。
②撤去されたのは南武線の全駅か?
→乗り換え路線の無い駅の時刻表を減らした。乗り換え客は改札を通らないでホームに向かうので、そのようにした。八王子支社管轄区間では「立川駅」「分倍河原駅」「府中本町駅」はホームに時刻表を掲示している。
→横浜支社の管轄区間については把握していない。基本的には支社ごとの判断で行っているが、ただ会社としての基本方針は変わらない。
③駅の利用者から「見ようと思ったらいきなり無くなっていて驚いた」という声も出されているが?
→時刻表をいきなり減らして「スマホを見てください」というのは唐突感があり、急に行われたように感じるのは確かにそうだと思う。この点については今後に活かしたい。
④稲城長沼駅のように快速が停まったり、始発や終発の停まる駅では2列しかない照明表示板ではわかりづらいのでは?
→その意見はその通りなので、今後の参考にしたい。
⑤時刻表を撤去した空きスペースの今後の活用は?広告などに使うのか?
→具体的な活用についてはまだ考えていない。
⑥時刻表を撤去したのは南武線だけなのか?
→八王子支社の管轄では南武線だけ。路線の特徴なども検討の上で実施した。決してコスト削減ありきで実施したわけではない。
⑦改札前に時刻表を掲示しても足早に通り過ぎて逆に見る人は少ないのではないか?
→そういった状況もあるのは承知している。
⑧元のように時刻表を掲示してもらうことはできないのか?
→この場で返事するのは難しい。利用者のサービスが多様化している中で実施をしたので理解をしてほしい。元に戻してほしいという要望があったのは社内に持ち帰る。

 主なやり取りは以上です。
 感想としては、こちらから利用者の声などを伝えて、先方もJRとしての立場を丁寧に説明はしてくれました。特に事前の案内が無かった事については「唐突感があったのは否めない」と発言されたのは重要です。また、「ホームに照明表示板がある」という事についても「照明表示板だけでは分かりづらい点はある」との発言があったのも重要ではないでしょうか。
「コストありきではない」ということでしたが、そうであるならばこれまで通りホームにも時刻表を掲示してもらうことが必要です。最も弱い立場の人が安心して利用できる駅や電車になってほしいです。今回の件は、5月31から始まる市議会定例会でもテーマとして取り上げていく予定です。引き続き、利用者の方の声をしっかり聞いていきたいと思います。
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