一般質問の報告～よみうりランド通り渋滞問題と髙盛土埋め立て問題について～ [市議会]
一般質問の報告も、最後の４番目「よみうりランド通りの渋滞問題について」と５番目の「南山東部地区区画整理事業について」になります。
４．よみうりランド通りの渋滞問題について
よみうりランドのイベント時期などになると、坂の頂上を起点に周辺が大渋滞となり住民の生活に大きな影響が出ています。
事業者による交通誘導員の配置など、早急な対策が必要であると考えるが認識は？
→事業者に対して臨時駐車場や交通誘導員の配置を要望してきました。
→誘導員については坂の上と坂の下にそれぞれ配置をされているとのことです。
＜解説＞
この数年、よみうりランドが夜間のイルミネーションなどに力を入れて、全国からお客が来る状況になっています。よみうりランドの正門は山の上にあり、そこまで行くには山の下から伸びる２つの道のどちらかを上っていく必要があります。１本は以前からある道（よみうりランド通り）で一般的にはその道がよみうりランドへの順路として知られていて、もう一方の道（Ｖロード坂）はつい最近できたために地元の人以外ほとんど知られていない状況です。
そのために、よみうりランド通りに車が集中してしまい、坂の上を頂点に大渋滞が発生して坂の途中に住んでいる人はまったく身動きがとれなくなってしまいます。しかも渋滞の列が山のふもとの生活道路にまで伸びてしまい、周辺一帯が大渋滞となってしまいます。
よみうりランドが営業努力によってお客を増やすのはけっこうなことですが、そのために周辺の住民の生活に大きな影響が及ぶのは問題です。「交通誘導員が配置をされている」ということですが、大きなイベントの日などはやはり渋滞は解消していません。私自身もすぐ近くに住んでいて、以前からとても気になっていました。これからも状況を見ながら、誘導員の増員や案内看板の設置など必要な対応を求めていきます。
（左側がよみうりランド通り、右側がＶ坂ロード）
５．南山東部地区区画整理事業について
この間、同事業の計画の中の「よみうりランド通り及び根方谷戸の高盛土工事」について、市民の皆さんから陳情や意見が市や市議会に何度も寄せられています。周辺住民にとって大変危険な工事であり、貴重な谷戸の自然を根こそぎ破壊し、組合に対しても将来にわたって大きな負債となるようなこの高盛土工事は即刻見直すべきであるとの立場から質問しました
よみうりランド通り及び根方谷戸の高盛土の許可申請の状況、特に保安林解除の現状は？
→保安林解除については、東京都と林野庁の事前折衝が行われている状況です。
＜解説＞
よみうりランド通り及び根方谷戸の高盛土工事は、南山東部地区の開発計画の中でも未だに着工していない数少ない部分です。南山を崩して出た土や砂をよみうりランド通りと根方谷戸にトラック２万台分運んで、高さ４０メートルの巨大な盛土（崖）を人工的に作る計画です。この盛土の真下には住宅やマンションが残されることになり、直下に住む住民の皆さんにとっては大変危険な状況となります。しかも、貴重な自然の残る根方谷戸をすべて埋め立てるという計画で自然破壊の観点からも問題視をされています。
ただ、根方谷戸は国がしていする「保安林」となっていて、これは国による「保安林解除の許可」が下りないと手が付けられない状況です。２０１４年の広島県での豪雨による大規模土砂災害など、埋め立て地や造成地での土砂災害について改めて問題になっています。国の方は慎重な姿勢を示していることから、「正規な解除申請ではなく、事前折衝」が続いているのだと思われます。この問題については、引き続き住民の皆さんと一緒に運動をしながら「地域の人たちは反対をしているんだ」という声を国や市に届けていきたいと思います。
（髙盛土の完成後模型）
以上で、３回に分けて一般質問の報告をいたしました。
始めての一般質問ということで、項目や原稿づくりには先輩の岡田議員を始め、多くの方のお力やご協力をいただくことができました。原稿も何度も作り直して、自分なりに一定納得のいく中身となりました。まだまだ追及が足りなかった点や時間を余らせて事など課題も残しましたので、次回の反省点にしたいと思います。
一般質問だけで市の姿勢が簡単に変わるものではありませんが、考えを問い質し、政策の矛盾を明らかにして、後ろ向きな内容はその問題点を追及することで、次につながっていきます。今回の質問では、何点かで「改善する」「検討する」との前向きな答弁も引き出すことができました。これからも多くの皆さんと一緒に市政の課題を検討しながら、作り上げていきたいと思います。
今回の質問にはたくさんの方に傍聴に来ていただき、終わった後には拍手までいただくことができました。他党派の議員の方も「応援の人がたくさん来ていたね」と驚かれていました。傍聴をしていただいた皆さんにも、この場を借りて感謝を申し上げます。ありがとうございました。
４．よみうりランド通りの渋滞問題について
よみうりランドのイベント時期などになると、坂の頂上を起点に周辺が大渋滞となり住民の生活に大きな影響が出ています。
事業者による交通誘導員の配置など、早急な対策が必要であると考えるが認識は？
→事業者に対して臨時駐車場や交通誘導員の配置を要望してきました。
→誘導員については坂の上と坂の下にそれぞれ配置をされているとのことです。
＜解説＞
この数年、よみうりランドが夜間のイルミネーションなどに力を入れて、全国からお客が来る状況になっています。よみうりランドの正門は山の上にあり、そこまで行くには山の下から伸びる２つの道のどちらかを上っていく必要があります。１本は以前からある道（よみうりランド通り）で一般的にはその道がよみうりランドへの順路として知られていて、もう一方の道（Ｖロード坂）はつい最近できたために地元の人以外ほとんど知られていない状況です。
そのために、よみうりランド通りに車が集中してしまい、坂の上を頂点に大渋滞が発生して坂の途中に住んでいる人はまったく身動きがとれなくなってしまいます。しかも渋滞の列が山のふもとの生活道路にまで伸びてしまい、周辺一帯が大渋滞となってしまいます。
よみうりランドが営業努力によってお客を増やすのはけっこうなことですが、そのために周辺の住民の生活に大きな影響が及ぶのは問題です。「交通誘導員が配置をされている」ということですが、大きなイベントの日などはやはり渋滞は解消していません。私自身もすぐ近くに住んでいて、以前からとても気になっていました。これからも状況を見ながら、誘導員の増員や案内看板の設置など必要な対応を求めていきます。
（左側がよみうりランド通り、右側がＶ坂ロード）
５．南山東部地区区画整理事業について
この間、同事業の計画の中の「よみうりランド通り及び根方谷戸の高盛土工事」について、市民の皆さんから陳情や意見が市や市議会に何度も寄せられています。周辺住民にとって大変危険な工事であり、貴重な谷戸の自然を根こそぎ破壊し、組合に対しても将来にわたって大きな負債となるようなこの高盛土工事は即刻見直すべきであるとの立場から質問しました
よみうりランド通り及び根方谷戸の高盛土の許可申請の状況、特に保安林解除の現状は？
→保安林解除については、東京都と林野庁の事前折衝が行われている状況です。
＜解説＞
よみうりランド通り及び根方谷戸の高盛土工事は、南山東部地区の開発計画の中でも未だに着工していない数少ない部分です。南山を崩して出た土や砂をよみうりランド通りと根方谷戸にトラック２万台分運んで、高さ４０メートルの巨大な盛土（崖）を人工的に作る計画です。この盛土の真下には住宅やマンションが残されることになり、直下に住む住民の皆さんにとっては大変危険な状況となります。しかも、貴重な自然の残る根方谷戸をすべて埋め立てるという計画で自然破壊の観点からも問題視をされています。
ただ、根方谷戸は国がしていする「保安林」となっていて、これは国による「保安林解除の許可」が下りないと手が付けられない状況です。２０１４年の広島県での豪雨による大規模土砂災害など、埋め立て地や造成地での土砂災害について改めて問題になっています。国の方は慎重な姿勢を示していることから、「正規な解除申請ではなく、事前折衝」が続いているのだと思われます。この問題については、引き続き住民の皆さんと一緒に運動をしながら「地域の人たちは反対をしているんだ」という声を国や市に届けていきたいと思います。
（髙盛土の完成後模型）
以上で、３回に分けて一般質問の報告をいたしました。
始めての一般質問ということで、項目や原稿づくりには先輩の岡田議員を始め、多くの方のお力やご協力をいただくことができました。原稿も何度も作り直して、自分なりに一定納得のいく中身となりました。まだまだ追及が足りなかった点や時間を余らせて事など課題も残しましたので、次回の反省点にしたいと思います。
一般質問だけで市の姿勢が簡単に変わるものではありませんが、考えを問い質し、政策の矛盾を明らかにして、後ろ向きな内容はその問題点を追及することで、次につながっていきます。今回の質問では、何点かで「改善する」「検討する」との前向きな答弁も引き出すことができました。これからも多くの皆さんと一緒に市政の課題を検討しながら、作り上げていきたいと思います。
今回の質問にはたくさんの方に傍聴に来ていただき、終わった後には拍手までいただくことができました。他党派の議員の方も「応援の人がたくさん来ていたね」と驚かれていました。傍聴をしていただいた皆さんにも、この場を借りて感謝を申し上げます。ありがとうございました。
こんばんは。
素晴らしいですね。
ご苦労様です。
by 山本 彰三 (2015-06-20 20:54)